カナダ トロントワーホリに到着後、しばらくホームステイをしながら次の拠点を探す人も多いと思います。息子のトロントホームステイ先がどんな所だったのかお話します。
ホームステイのイメージとは
ホームステイといえば、ステイ先の家族との団らんや両親のように親身に世話をしてくれそうなイメージありませんか?
ドラマやアニメで得た私たちが持つホストファミリーのイメージは本当に素敵で、お世話になって帰るときに涙・・・こんな感じですよね。
ですが、残念なことに「空いている部屋を間貸しする」というお仕事をしておられるだけなので、ドラマのような感じではない場合が多く、過度な期待を持って到着しない方が良いと断言しておきます。
もちろん一部、夢のようなホームステイ先も存在しますが、帰国した人に聞くとだいたい日本人の持つイメージとは真反対です。
ホームステイのメリットとデメリット
HOTELに滞在しながら数日でシェアハウスを探すのは、初めてワーホリをする人にとってとてもハードルが高いでよね、息子も到着してしばらくはホームステイをしました。
メリット
①現地に慣れる時間を作れ、周辺環境の確認ができる
②食事などの準備に時間を取られず、他の準備に時間をかけることができる
③現地の生活情報を聞くことができる
④現地の生活様式を見ることができる(現地の常識を知ることができる)
デメリット
①エージェントや語学学校が手配する場合、ステイ先を選ぶのではなく勝手に決まる
②ステイ先は現地到着の1週間前に決まることが多い
③リタイヤしたお年寄りが提供するステイ先が多く存在する
④同じホームステイ費用であっても食事の質はホスト次第
⑤ステイ先によっては厳しいルールがある
息子のトロントホームステイ生活
息子がお世話になったトロントのホームステイ先は80歳前のお婆ちゃんのお家で、1人暮らしのお婆ちゃんのお家に留学生がなんと4人もいました。
いわゆるリタイヤされホームステイを職業にされているお家でした。
なかなかのお婆ちゃんですからドラマのようにどこかに連れて行ってくれるや、一緒に何かをするということはもちろんありません。
家は古いので綺麗とはいいがたいですが、部屋は十分な広さがありました。
住むには問題はないが掃除が行き届いているとはいいがたかったそうです。
それから、お年寄りと若者の考え方の違い、国や文化による価値観がかなり違って色々と苦労もあったようでした。
食事は「美味しくはないけど食べられる」と言っていました。
息子が送ってくる食事の写真にはだいたいフライパンにのった麺類がボーンっという感じで、それを留学生で取り分けるというのが多かったです。
語学学校が手配するステイ先はだいたい学校から交通機関を利用して1時間以内の場所にあるステイ先なので、通学に不便を感じる場所ではなかったそうです。
衛生面に関しては日本の衛生基準が高すぎるので、どこであっても期待しない方が良いと息子が言っていました。
ホストファミリーへのお土産どうする
ホストファミリーへのお土産は絶対に用意をしないといけないというものではありませんが、これからお世話になる気持ちとして何か用意をすることをおススメします。
ホームステイ先が決まると、どんな家族構成なのかを知ることができますからそれから用意をした方が良いでしょう。
心を込めて選んだプレゼントを貰って嫌な気持ちになる人はいないので、どんなものでも大丈夫です。
ちなみに、息子はカナダのお年寄りがどんなお菓子を好むのか解らなかったので、和柄のエコバックにしました。
まとめ
ホームステイは初めて会う人が同じ屋根の下で暮らすので、お互いの理解が深まるまで暮らしずらいかもしれませんが、慣れない海外生活のスタートとして利用するのは便利だと思います。
しかし、誰もが自分と気の合うホストファミリーに出会えるわけではありませんので、長期間の契約をしてしまうと困ることになるかもしれません。
また、食事に関する考え方も日本とはずいぶん違います。
知人のお子さんはカナダの短期留学で1週間ずっと朝晩バーガーやピザだったそうです。
それを聞いた私は、「毎日の食事がピザやバーガーばかりの場合、ホームステイ先を変えてもらえるの?」とエージェントに聞きいてみました。
なんと「現地の文化として受け入れてください」と言われました。
よほどのルール違反が無い限り変更はないと。
「その国の一般家庭に宿泊し、ともに過ごして生活体験をする」というのがホームステイの醍醐味ですが、
ワーホリで行く場合に利用するホームステイは、「空いている部屋を食事つきで賃貸契約」と考えてもらうと過度な期待は無くなるでしょう。
ホームステイは一度契約してしまうと、返金されないことがほとんどなので契約期間は慎重に。