カナダ トロントワーホリ生活を考えている方へ向けて、ワーホリ生活を安心して楽しむためのワーホリ保険選びについて損害保険募集人がご紹介いたします。
ワーホリ保険で確認するべきポイント
ワーホリ先での不測の事態に備え、適切な補償を得るために、欲しい補償がついているワーホリ保険を選ぶことが重要です。
ワーホリ保険の補償について損害保険募集人資格保持者である管理人が丁寧に解説します。
以下は、ワーホリ生活をより快適にするためのワーホリ保険の比較ポイントです。
1.補償の範囲
ワーホリ先での病気や怪我に備えるための医療補償が必要です。
保険プランごとに補償範囲が異なるため、自身の健康状態や渡航先の医療体制を考慮して、十分な補償が含まれているか確認しましょう。
2. 保険請求手続きの簡便さ
ワーホリ中に何か起こった場合、手続きが煩雑だと面倒です。
保険会社ごとに手続きのスムーズさが異なるため、簡単で迅速な対応ができるかどうか確かめましょう。
3. 賠償金額と最高限度額
万が一の際に必要な賠償金額がしっかりカバーされているか確認しましょう。
また、保険の限度額にも留意し、現地医療費を参考に自身の留学生活に適しているか確認しましょう。
4. ワーホリ保険特約オプション
保険プランにはさまざまな特約補償が用意されています。
例えば、バッグの紛失やスマートフォンの破損などに備えた補償や、飛行機の遅延補償、緊急帰国費用などがあります。
自身のニーズに合った必要な特約を選びましょう。
ワーホリ生活を満喫するためには、万が一に備えた十分な補償が必要です。
比較検討し、自身の留学プランに最適なワーホリ保険を見つけましょう。
日本で加入するワーホリ保険とは
日本国内には沢山の損害保険会社が存在しますが、実はワーキングホリデー(ワーホリ)・留学に特化した損害保険を取り扱っている会社は数社しかありません。
海外旅行保険の取り扱いは多いのですが、海外旅行保険でワーキングホリデー(ワーホリ)のような長期間の渡航を補償してしまうと高額になります。
今後、取り扱い会社が増えるかもしれませんが現在は数が少ないので比較するのは簡単ですから必ずワーホリ保険の補償は比較してください。
クレジットカードに附帯されている海外旅行保険の補償で十分?
クレジットカード附帯の保険とは、一定の条件のもと(旅行代金の支払いや交通費の支払い等)海外出国の為にカードを利用したことによって補償される利用附帯タイプとカードを所持しているだけで補償が発生する自動附帯されるものがあります。
それぞれの補償内容はカード会社によって違いますのでご確認ください。
しかし、この保険は長期間補償するものではなく海外旅行のような短期渡航をカバーするもの(カード会社によりますが90日程度が多い)ですから、ワーキングホリデーのような長期渡航はカバーできません。
なにより、カナダワーキングホリデーの場合、滞在期間中の全てをカバーする保険に加入している証明(保険証券控え)をビザ発行時に提出(見せる)必要がありますので、必ずワーホリ保険に加入してください。
また、ワーホリ保険加入を証明する場はワーホリビザ発給時だけではありません、語学学校やアルバイト先でもワーホリ保険加入証明の提出を求められることもありますので、クレジットカードの付帯保険だけというのは現実的ではありません。
ですが、携行品補償など充実した補償がついている場合もありますのでご自身のクレジットカードの補償内容を確認しておくことをお勧めします。
特に現地傷害保険を検討している場合は、クレジットカード附帯の補償内容を合わせて考えるのも良いでしょう。
ただしクレジットカードの保険は補償期間が短い場合が多いので、それらを理解したうえで検討する必要があります。
ワーホリ保険で確認したい補償ポイント
ワーホリ生活中に何かトラブルが生じた場合、遠く離れた日本からどのように対応してくれるのかをしっかり確認しましょう。
補償内容を細かく比較することは大変ですが、次のリストの中からご自身が必要と思うことが補償されているかどうか、追加補償できるのか確認すると良いでしょう。
- 病院の支払いがキャッシュレスなのか
- 滞在先に提携病院がいくつ存在するのか
- 連絡対応時間は24時間体制なのか
- 現地オフィスがあるのか
- 万が一の場合、家族の渡航費用(往復)がでるのか
- 万が一の場合、緊急一時帰国費用(往復)がでるのか
- テロ対策費
- 個人賠償責任補償(他人の身体への障害や他人の財物の破損などの補償)
- 日本語サポート(医療通訳・入院介助・病院への症状説明サポートなど)
- トラブルサポート対応(旅券紛失など、病気やケガ以外のサポート)
保険金額は渡航先によって違いますので、金額の比較をする際には間違えないように指定しましょう。
また、海外の治療費は非常に高額ですから、あとで後悔しないよう十分な補償をご検討ください。起こってはいけないことですが、ざまざまなトラブルが存在します。
海外で安全に生活できるよう備えましょう。
カナダの安い現地ワーホリ保険で補償は大丈夫?
カナダの現地のワーホリ保険は日本より安く用意されていると聞いている人も多いでしょう。
しかし、金額だけで加入を決めるのは禁物です。しっかりと補償内容を比較して検討しましょう。
現地のワーホリ保険は日本のワーホリ保険のような特約がなく、怪我・病気・死亡だけのシンプルな補償で、尚且つとても低い補償額のプランが存在するため安いという情報が流れています。
シンプルだから安いのですが、足りない補償部分を自分で補えるか確認しましょう。
また、現地のワーホリや留学生向けの保険は、カナダ滞在期間が〇カ月以上であれば加入可能などの条件が付いているものもありますので自身の条件に合うのか必ず確認しましょう。
基本的に1日$〇〇と1日単位で加入するタイプが多いです。
日本のワーホリ保険とカナダワーホリ向け現地保険の比較
カナダで加入できる保険会社のプラン一例
年令条件25歳までのプランの場合
(1日単位で保険加入、最高365又は366日間まで加入可能)
加入補償額と障害死亡補償金額は同額
プラン最低限度額$25,000($1=106円時 約265万円)の場合
日額$2.34 ($1=106円時 約250円)
365日加入とした場合 約91,000円(2023年12月調べ)
基本的に医療に特化した保険になりますので、携行品の補償や日常生活賠償などは含みません。
カナダで加入できる保険会社のプラン一例
年令条件25歳までのプランの場合
(1日単位で保険加入、最高365又は366日間まで加入可能)
加入補償額と障害死亡補償金額は同額
プラン最高限度額$500,000($1=106円時 約5300万円)の場合
日額$7.36 ($1=106円時 約782円)
365日加入とした場合 約285,000円(2023年12月調べ)
基本的に医療に特化した保険になりますので、携行品の補償や日常生活賠償などは含みません。
日本で加入できる保険会社のワーホリプラン一例(一般補償、北米の場合)
年令条件30歳まで1年加入プランの場合(月単位で保険加入、最低設定限度額あり)
・医療補償(治療/救援)1億
・障害死亡・傷害後遺障害・疾病死亡1,000万
・相手の身体や財物に損害を与えた場合の補償(個人賠償責任補償)1億
・携行品などの補償(生活用動産)50万円
・飛行機遅延や寄託荷物遅延、弁護士費用、テロ対策などの特約付き
日本デスクの手厚い対応、入院時医療通訳付き
1年間加入とした場合 約243,000円(2023年12月調べ)
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保険は、補償の手厚さを求めると保険金額は高額になっていきます。
しかし現地保険で日本のような傷害補償金額を求めると結局色々とついているにも関わらず日本の保険料がお安くなります。
日本の場合は他の補償もセット化されているので医療だけという保険タイプはありません。
何をポイントとして補償したいのか、どんなサービスを求めるのかによって違いはありますが、万が一に備えるためのものですから安全に過ごすお守りとして考え、必要な補償は必ずつけるようにしましょう。
ワーホリ保険の必要加入期間
ワーキングホリデー(ワーホリ)ビザで滞在する場合は入国時に滞在期間をカバーするワーホリ保険に加入していることがビザの条件になっています。
入国審査の際、ワーホリ保険の加入証を提示する必要があります。ですから、クレジットカードの保険ではワーキングホリデー(ワーホリ)ビザの取得が出来ません。
また、ワーホリ保険加入期間が短かったためにワーホリビザの期限を短くされてしまったり、
ワーホリ保険に加入していないためにワーキングホリデー(ワーホリ)ビザを発行してもらえない可能性もありますので入国前に必ずワーホリ保険に加入しておきましょう。
医療保険に加入していない、医療補償額を超えてしまったという場合、当然ながらすべての医療サービスに対して自費で支払わなければなりません。
カナダの医療サービスはとても高額です、現地医療費を検索して把握しておくとよいでしょう。
海外医療費の例
実際にカナダで過去に起こったケースを調べますと日本とは比べ物にならない金額です。
また、日本は救急車が無料ですが、海外は無料ではありませんし、肺炎で10日入院しても数百万円などになってしまいます。盲腸で入院しても300万円では足りないわけです。
日本とは勝手が違う医療体制ですから、支払う金額だけで選ばずワーホリの保険選びは補償内容を中心に慎重に選択しましょう。
個人賠償責任保障特約で節約
借家を傷つけた、ショップで鞄が商品にあたって壊れた、友人と野球をしていてバットが手から滑り相手に怪我をさせたなどなど日本で生活していても起こりうる心配ごとは、海外で生活をしていても同じです。
個人賠償責任保障特約とは個人の日常生活や住宅の使用・管理等に起因して第三者の身体や財物に損害を与えてしまった場合の賠償責任をカバーする保険です。
ご自身やご家族が加入する自動車保険・火災保険・傷害保険等の特約として、「日常生活賠償特約」、「個人賠償責任特約」等の名称で付帯されていることも多いと思います。
ですから、ぜひご家族やご自身に現在加入中の保険がある場合は特約をご確認ください。
個人賠償責任保障特約を付帯している場合、日本での賠償無制限、海外での賠償〇億円までなど記載があるはずです。
また、補償対応範囲もあわせて確認しましょう。例えば、同居の家族まで、や別居の未婚の子は補償対象などといったことです。
保険会社に個人賠償責任特約の付帯(海外対象)の確認ができましたら、ワーホリ保険加入時に「個人賠償責任保険」なしで加入しても大丈夫です。
ちょっとした節約になります。
この個人賠償責任保障特約は重複加入する必要はありませんので、自動車保険・火災保険・傷害保険等の特約で重複加入していないかこの機会に是非ご確認ください。
まとめ
日本のワーホリ保険に加入した場合、専門的な用語が多い保険の契約であっても説明や不安を相談する場所があるので安心してワーホリ保険の加入が出来るでしょう。
一方、海外のワーホリ保険は補償額が低い分、金額面ではとてもリーズナブルですが、医療面だけの補償になってしまう場合が多いです。
日常生活において起こりうる危険をすべてカバーしているわけではないこと、万が一の場合は補償保険金額としては不足する可能性があることを理解しましょう。
また現地保険の加入をする場合は、現地とメールで契約相談になる場合が多いので、時差の関係で直ぐに返事がもらえない場合もあります。
早めに相談をしておくことをお勧めします。