快適なカナダトロントワーホリ生活をスタートさせるためにあれこれ用意をしたものの、荷物の大きさに驚かれた方もいることでしょう。
特に、極寒対策グッズが必要な秋から冬にかけてのカナダトロントワーホリへの出発は荷物が多くなりがちです。そんな時は次のシーズン物などは後で日本から送ってもらってはどうでしょうか。
ワーホリ先へ送ってもらいたい荷物の事前準備
カナダトロントワーホリへ出発する前に送ってほしい荷物をある程度まとめておくとご家族も発送に困らないのでおススメです。
トロントワーホリをスタートさせてから引っ越す場合もありますから、落ち着いた時期を見計らって送ってもらいましょう。
大きな荷物の場合、金額的にお安い船便を利用すると便利です。船便は2カ月から3カ月でカナダトロントに到着します。
日本からカナダに送れないもの
日本からトロントに送れない品物は以下の物になります。
国際小包として一般的にどこの国でも禁止になっているものと、カナダ独自で禁止されている物があります。
制度はいつ変更されるかわかりませんから、荷物を準備する前に必ず最新情報を確認しましょう。
(※違法であることが明確な常識範囲内の物品に関する説明は省いています)
危険物扱いで禁止のもの(発火の恐れがあるもの等)
- スプレー缶
- 香水
- 花火・クラッカー
- 日焼け止め(アルコール濃度24%を超えるもの)
- マニキュア
- ヘアトニック(アルコール濃度24%を超えるもの)
- カナダはブドウ酒を含むすべての酒精飲料が禁止
- 電子タバコを含むタバコ類
- 種子・植物・球根
- 羽毛布団
- モバイルバッテリーまたはリチウムイオン電池を取り付けてある製品
航空搭載制限機器類(パソコンなどチウムイオン電池を内蔵している物) - アルコールを多く含む除菌シートなど
- 公序良俗や公安、風俗を害するもの
詳しくは郵便局HP「国・地域別国際郵便条件表」でご確認ください
JP POST 郵便局
送ってしまいがちなトロントで公衆衛生上禁止されている物
肉が使われている製品
(肉そのものだけでなく、肉類が使用されたレトルトカレー、インスタントラーメンの具、スープ等の既製品)
ビーフパウダーや、フリーズドライの豚汁なども発送することも不可なので、製品の成分表を確認しましょう。
トロントに発送可能なもの
衣類はもちろんのこと、個人で利用する範囲の食品(禁止製品以外)や化粧品・禁止薬物ではない医薬品(90日分)の発送は可能です。
食品などは個人が利用する範囲の数量と考えていただけると大丈夫です。
あまりにも多くの新品の商品が日本から到着すると、販売目的(輸入)と判断され関税対象になる場合もあります。
また、発送内容品の合計価格が20万円を超える荷物を「外国に向けて送る」、「外国から受け取る」ためには、税関に輸出入の申告を行い、許可を得る通関手続きが必要となるので注意が必要です。
カナダトロントへ発送可能サイズ
日本から国際小包を発送できる会社はいくつかありますが、有名どころで紹介しますと郵便局・クロネコヤマト(留学宅急便)・佐川急便のこの3社ではないでしょうか?
郵便局
クロネコヤマト
佐川急便
国際情勢により各社規定が改定されますので、必ず最新の情報を確認しましょう。
郵便局の国際小包発送ルールについて
郵便局取り扱い国際小包の大きさおよび重量の制限は以下の通りです(最新の情報は郵便局HPでご確認願います)
①長さ1.5m 長さと横周の合計3m 重量30kgまで
②税関告知書(カナダの場合 英語又はフランス語で作成)
③発送品が「贈物」以外のものの場合、価格が20カナダ・ドルを超えるものについては課税されます。
国際小包の段ボールに関する注意事項
①発送するもの全てを揃えたら既定サイズ内の箱に詰まるかどうかチェック。
②海外発送に利用する箱は誤解を招くようなイラストが描いている箱は避けましょう。
(例)ミカンやリンゴのイラストが描いた段ボール等
③丈夫な箱を選ぼう!インターネットで海外発送用の段ボールというのも売っています。
しかし、ホームセンターで入手できる段ボール箱を2重(微妙なサイズ違いを重ねました)にするだけで我が家の荷物は傷むことなく無事に日本→カナダ→日本と往復してきました。
丈夫な梱包手順
多少段ボールが凹もうと、中身が安全であれば良いわけです。とにかく荷物が原型をとどめて到着するように工夫しましょう。
あまりにも隙間が空くようなら100均で売っている「風船」を緩めに膨らませ断衝材代わりにするのもおススメです。
荷物の梱包で注意をしたいこと
①輸送時に「トコジラミ」などの害虫の被害にあわないように防虫剤を同封するのがおススメ
②湿気や天候対策として濡れない工夫が必要
③ガムテープ(クラフトテープではない)でしっかりと段ボールの四角、中心部を補強する
④底の補強は特に重要
梱包準備をしよう
荷物のサイズに合わせ、国際小包規定の範囲内の段ボール箱を用意してください。
①底は画像のように周囲、縦横、斜めとガムテープで補強します。
②薄い発砲スチロールがあれば底に引くと良いでしょう。
③補強が済んだら段ボールを大きなごみ袋に入れて防水対策、そして同じように補強済みの外側用段ボールに重ねます。
段ボール(外側)→ゴミ袋→段ボール(内側)→荷物 という構造です。
④我が家は、外箱と内箱の隙間に衣類用の防虫剤(無臭)を入れました。
⑤荷物を詰め、内箱のふたを閉めたら、ごみ袋をひとくくりするなどして密閉します。
荷物は隙間なく入れると現地まできれいに到着することができます。隙間が空いてしまう場合は、新聞紙やプチプチ、風船などを利用して隙間を失くしましょう。
⑤外側の段ボールは全ての角をガムテープで補強しましょう。大きな箱の場合は箱の中心部もガムテープで一周しておくと安心です。(内側の段ボールの角も補強すると更に強化UPですよ)
⑥外箱をガムテープで止めた後、安いサランラップ(リケンラップ)などで大丈夫(梱包用でなくても良い)なので防水対策として底から上部までぐるぐる巻きにするとより安心です。
⑦PPバンドで縛る(無くても可)
海外発送専用段ボールでなくても大丈夫なのか?
まったく問題なく発送することができました。そして破損することなく返送もされてきました。
段ボールの外側に巻いたリケンラップも健在でした。
まとめ
国際小包は国際ルールと発送国それぞれのルールに基づいて荷物の準備をする必要があります。
また沢山送り過ぎると個人利用として認識されない可能性があるので注意が必要です。
梱包材は特に海外用を用意する必要は無く、補強をしっかりすることで対応できました。
日本の味が恋しくなるころに心温まる荷物が届くと残りのトロントワーホリ期間も頑張れますね。
カナダトロントから日本への発送方法はまた別のブログで