この記事では代表的な英語圏の条件を比較して詳しく紹介します。
ワーキングホリデー(ワーホリ)制度の詳しい内容とおすすめの英語圏ワーキングホリデー(ワーホリ)参加国について詳しく紹介します。
比較検討して自身に最適な渡航国を見つけましょう。
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは?
ワーキングホリデー (ワーホリ)とは、2国間の協定に基づいて青年が異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その間の生活費を補うために現地で働くことを認める特別な制度です。
(ワーホリ年齢制限18歳~30歳)原則として、各相手国ごとに一生に一度しか利用できません。
この制度は両国の青年を一定期間、相互に受け入れることによって、広い国際的視野をもった青年を育成することや、両国間の相互理解、友好関係を促進することを目的としています。
またワーキングホリデー渡航することは、 慣れない環境で生活することで自立に繋がる可能性があること、語学や文化などの学習に繋がること、など多くの価値観を得られる利点があります。
ワーホリ人気英語圏徹底比較
現在日本からワーキングホリデー制度が利用できる国は2023年現在29カ国
(外務省ワーキングホリデー制度概要)あります。
その中でもワーキングホリデーで特に人気があるカナダ、オーストラリア、ニュージーランドのワーキングホリデーとイギリスのYMS(正規就労可能ビザ)の特徴を比較しました。
トロントのワーキングホリデー
- 美しい自然:広大な国土に美しい自然が広がり山々や湖などの大自然の絶景が楽しめます。
- 多国籍文化:カナダは多国籍社会で、異なる文化が集合しており多種多様な文化に触れることができます。
公用語は英語とフランス語です。 - 比較的安定した経済:安定した経済状態です。
- 気候:バンクーバーに比べトロントは寒さが厳しいです。
- 物価:高めですが、物価に見合った高時給です。
- 仕事:観光地の仕事が減る冬は英語力によって仕事が見つかりにくい場合があります。
オーストラリアのワーキングホリデー
- 暖かい気候:暖かく安定した気候の地もあり人気です。
- 親しみやすい:自然にあふれ日本人に人気の観光地でもあるので比較的過ごしやすいと言われています。
- 多様な仕事:観光やサービス業、農業などがあります。
- 滞在先の事情:最近は滞在先が不足ぎみです。
- 物価:高めですが、時給が日本よりもかなり高いです。
- 仕事:ファームでの仕事が人気です。
ニュージーランドのワーキングホリデー
- 広大な自然:美しい山や渓谷が広がる大自然が魅力で、スポーツやアウトドア活動も人気です。
- 文化:異なる文化を尊重する親しみやすい社会と言われています。
- 物価:高めですが、時給が日本よりもかなり高いです。
- 仕事:ファームでの仕事が人気です。
イギリスのワーキングホリデーと似た制度 Youth Mobility Scheme制度
YMS:他国のワーキングホリデー制度とは内容が少し違います。名称も正確には上記に記した通りとなり、正規就労が可能です。
2024年度から年間1500人→6000人に拡大し、抽選方式ではなくなりました。
受付順で6000人に達するまで申請が可能です。
- 歴史と文化:イギリスは歴史的な名所や博物館が多く存在するので、どこを訪れても歴史を感じることができるでしょう。
- 都市:ロンドンを含む多くの都市で魅力的な雰囲気を味わえます。
- 言語の壁:英語が公用語なのでコミュニケーションがしやすい。
- 医療:国民健康サービスNational Health Service、通称NHSに加入が必要です。
- 物価:高めですが、物価に見合った高時給です。
ワーホリ主要国のビザの特徴を比較
ワーホリ人気英語圏のワーホリビザを比較表で確認しましょう。
それぞれの特徴を把握して自分に合った国を見つけましょう。
オーストラリア | ニュージーランド | カナダ | イギリス | |
就学可能期間 | 4カ月以内 | 6カ月以内 | 6カ月以内 | 制限なし |
ビザ発給数 | 制限なし | 制限なし | 抽選方式 6500人/年 | 6000人 まで |
発給までの所要時間の目安 | 数日~1カ月 | 約1カ月 | 約2~3カ月 | 約1カ月前後 |
ビザ申請料金 | 有料 約6万円 | 無料 | 有料 約3.5万円 | 有料 約6万円 |
時給 | 高い | 高い | 高め | やや高め |
期間 | 1年 | 1年 | 1年 | 2年 |
就労条件 | 有 | 無 | 無 | 無 |
※2024年3月現在の情報
ワーホリのビザに関する情報は予告なく変更される場合がありますので必ず最新情報を確認しましょう。
※期間・時給・就労条件は目安です、条件により滞在期間を延長できる場合もあります。
※発給目安時間は有効パスポートを所持している場合です。(パスポートは出国から帰国までの期間をカバーしている必要があります)
その他の条件
◆オーストラリアのワーキングホリデー
①生活や帰国に必要な資金証明の提示をする必要あり
②同一雇用主のもとで6カ月以上の労働不可
③健康診断書をビザ申請時に追加要求される場合あり
◆ニュージーランドのワーキングホリデー
①生活や帰国に必要な資金証明の提示を言われる場合もあり
②ビザ申請は日本からであれば無料ですが、国際観光税(NZ$35)の支払いあり
◆カナダのワーキングホリデー
①滞在期間中の医療保険加入を証明する書類提示の必要あり
②生活や帰国に必要な資金証明の提示を言われる場合もあり
③指紋登録(バイオメトリクス)が必要で登録地が大阪・東京の2か所のみ
◆イギリスのワーキングホリデー
①入国後に生活できるだけの資金があるか証明する必要あり
②国民健康サービスNHSを利用するためにIHSを支払う必要がある 2年(約18万円)
(IHS=Immigration Health Surcharge 6カ月以上イギリスに滞在する外国人がNHSを利用するために支払う料金)
③入国の6カ月前から申請可能で6,000人に達するまで募集(抽選方式は2024年度から無くなりました)
まとめ
渡航国を決めたら、その国の要件を満たすための手続きが必要です。
ワーホリビザの取得や必要な書類準備、資金準備はワーホリ成功への第一歩です。
ご自身でワーホリビザを申請される場合は申請内容に抜けがないか、誤字脱字はないか必ず確認しましょう。
準備に手間取りパスポートの残期間が不足となると更に出発まで時間を有しますので、計画を立てる際は事前に必ずパスポートを確認しましょう。
また、具体的な手続きは各国の最新情報を確認して準備しましょう。
①事前にしっかりと必要書類を整えましょう。
②4ヶ国すべてワーホリビザのオンライン申請が可能です。
③通知メールは見逃さないようにしましょう。時差があるので早朝や深夜に届くこともあります。
④ワーホリビザのオンライン申請を済ませても、国によっては健康診断・指紋登録など手続きが続きます。
それらを順序良く済ませると目安期間より大幅に日数を短縮してワーホリビザの承認を手にすることが出来ます。